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2. そもそも「エラストマー」とは?

そもそも「エラストマー」って何ですか?という質問を頂きます。
たしかに、まだまだ知名度は低いようですが、普通の英語辞書で調べてみるとしっかり載っていて、
[elastomer]【エラストマー】
天然ゴム・合成ゴムなど、弾性体

とあります。ちなみに

[elastic /ilトstik/ ]【エラスティック】
ゴム(製)の;〈ゴム・ばね・気体などが〉伸縮性[弾力]のある;しなやかな;〔理〕弾性(体)の
融通の利く
ともあり、難しい学術専門用語かと思ったら意外にも普通の英語のようです。

まあ、掻い摘んで言うと、「エラストマー」とは「弾力性のあるゴム状の素材」の総称と言うことなんでしょうね。いわゆる「ゴム」はもちろん、「ゴムみたいなもの」も含めて全部「エラストマー」と思っても、取合えず良いと思います。
(用途によってはちょっと違和感のある場合もあるのですが・・・)

ですが、最近ではいわゆる「ゴム」ではない、「熱可塑性エラストマー」のことを、「エラストマー」と呼ぶ場合が多くなっているような気がします。
名前が長いし、「熱可塑性(ねつかそせい)」なんて聞きなれない難しい単語だからなのでしょうが、我々「プロ」からするとちょっと聞き捨てならないところであります。

というわけで、「熱可塑性エラストマー」、その用語の意味をちょっと説明させて頂きます。

コメント

エラストマー樹脂が使われると最も良いケース(利便性、経済性他)はどんな場合でしょう?

基本的には、ゴム状の弾力性が特徴です。
これに加えて、本ブログでお勧めしている「熱可塑性エラストマー(TPE)」は一般に以下の点で優れており、採用が増えています。
●リサイクルがしやすい
●環境対策製品が作りやすい
●加工性が良いため、比較的安価
●肉薄製品が精度良くできる。
●着色の自由度が高く、外観がきれいなものができる。

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