4. いわゆる「ゴム」の加工方法
もうしばらく、「ゴム」の説明が続きます。
ゴムの種類にも拠るのですが、一般的なゴム製品は、
1) 原材料を加硫材とを所定の比率で混練する。
2) 加工用の金型に挟む
3) 一定時間、加熱する。
(ゴムの種類にもよるが、固まるのと同時に、化学反応により架橋がすすみ、弾性が増す)
4) 製品の取出
5) バリを取る
という数工程が必要となります。
Step 3の「一定時間の加熱」というのも物によっては数分間必要とあり、ゴム製品は一般に、加工時間が多く必要となる場合が多いのです。
加えて、「加熱して固めた」わけなので、「熱には溶けない」ということになります。
これは、「熱に強い」という、大きなメリットでもあるのですが、反面、リサイクルしようと思った時に、方法が無いわけではないのですが、簡単には溶けないので、ちょっと厄介なのです。