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14. ポリエステル系熱可塑性エラストマー、(TPEE)その2−使用例

材料コストが割高なため、比較的高機能な部位のみに使用される傾向があります。
1) 自動車部品として
特に比較的耐熱を要求される場所でしかも比較的力や屈曲をうける、自動車のブーツなどでは従来CRゴムが多く使用されていたのですが、CRより剛性、引裂強度、低温特性が高いなどの理由から、急速にシェアを伸ばしています。
その他、エンジンルーム内のエアーダクトなどに使用されています。
2) コネクター関連用途
耐屈曲性が強く、難燃グレードが充実している。PVCとの相性が悪くないなどの理由から電線保護用のジャバラやキャップに利用されています。

3) 低騒音歯車
耐磨耗性が高いことから、高硬度のものを歯車に利用することができます。振動を吸収できるため、ギアノイズを抑制できます。
4) 機械的性能の高さからスキーやスノーボードのブーツ部材やバックル部材なども利用されています。
5) 対油、耐熱、耐磨耗性の良さから、工具のグリップに使用されたりもしていますが、やや高級仕様です。
6) その他、携帯電話のコネクターのキャップや、ゴーグル類、建設材料など、幅広い範囲で利用されています。

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